― 不安を整理するための基本的な考え方
こんにちは。心理カウンセラーの伊藤憲治です。
「ADHDと診断されたけれど、これからどう育てていけばいいのか分からない」
「接し方が合っているのか、不安になる」
最近、こうした親御さんからの相談が増えています。
この記事では、
ADHDの診断をどう受け止め、どう関わっていくとよいのかを、
心理学・発達の視点から整理します。
📌 ADHDの診断は「育て方の失敗」ではなく、子どもの特性を理解するための手がかりです
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
ADHDの診断は、
親御さんの育て方が悪かったことを示すものではありません。
診断とは、
- お子さんの行動の理由を理解するため
- 困りごとを減らす方法を見つけるため
の出発点です。
あなた自身を責める必要はありません。
ADHDとは何か(簡単に整理)
ADHD(注意欠如・多動症)は、発達特性のひとつで、
- 注意がそれやすい(注意欠如)
- じっとしているのが難しい(多動性)
- 思いついた行動をすぐにしてしまう(衝動性)
といった特徴が見られることがあります。
例えば、
- じっと座っていられない
- 話を最後まで聞く前に動いてしまう
- 忘れ物や失くし物が多い
といった行動として表れることがあります。
ただし、これらは
「わざと」や「しつけの問題」ではありません。
ADHDの子どもが持っている強み
ADHDの特性には、困りごとだけでなく、
- 好奇心が強い
- 発想が豊か
- エネルギーがある
- 興味のあることに強く集中できる
といった良さも含まれています。
大切なのは、
困りやすい部分を支えながら、
得意な面が生きる環境を整えることです。
親ができる基本的なサポート①
ルールや指示を「具体的」にする
ADHDの子どもは、
曖昧な指示だと混乱しやすい傾向があります。
例えば、
- ×「部屋を片付けて」
- ○「10分だけ、おもちゃを棚に戻そう」
というように、
- 何を
- どれくらい
- いつまで
を具体的に伝えることが助けになります。
スケジュール表やチェックリストなど、
目で見て分かる工夫も有効です。
親ができる基本的なサポート②
感情をそのまま受け止める
ADHDの子ども自身も、
- うまくいかない
- 叱られることが多い
と感じ、落ち込んでいることがあります。
そんなときは、
- 「頑張っているね」
- 「うまくいかない日もあるよ」
と、気持ちを先に受け止めることが大切です。
親御さんが感情的になりそうなときこそ、
一度深呼吸して、落ち着いてから関わることが、
結果的に親子双方の負担を減らします。
親ができる基本的なサポート③
家庭だけで抱え込まない
ADHDの支援は、
家庭だけで完結させる必要はありません。
- 学校の先生
- 心理士
- 発達支援センター
など、専門家とつながることで、
具体的な対応策が見えてくることも多くあります。
また、
親御さん自身が話を聞いてもらうことも、
とても大切なサポートの一つです。
一人で整理できる範囲と、難しくなりやすい地点
一人でできる整理は、
- ADHDの特性を知る
- 接し方を工夫してみる
- 完璧を目指さない
といったところまでです。
ただし、
- 不安が強くなりすぎる
- 自分を責め続けてしまう
- 先のことばかり考えて苦しくなる
このあたりから、
一人ではつらくなりやすい地点に入っていきます。
最後に
ADHDのお子さんを育てる中で、
悩んだり、疲れたりするのは自然なことです。
それは、
あなたが真剣に向き合っている証拠でもあります。
完璧な親である必要はありません。
もし、
- 不安が頭から離れない
- 誰かに整理して聞いてほしい
そんな感覚がもしあったら、
「話す」という選択肢があることを忘れないでくださいね。
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