🔦 幼少期におけるADHDと双極性障害の違い

― 見極め方とサポートのポイントを整理する【2026年度版】

こんにちは。
心理カウンセラーの伊藤憲治です。

お子さんの行動や感情の波を見ていて、

  • これはADHDの特性なのか
  • それとも別の心の問題なのか
  • どう関わればいいのか分からない

そんな不安を抱える親御さんは少なくありません。

このページでは、
幼少期に見られるADHDと双極性障害の違いについて、
心理学・臨床の視点から整理し、
親としてできるサポートの考え方をお伝えします。

※この記事は診断を行うものではありません。
違いを「理解するための整理」を目的としています。


🌠 はじめに|「似て見える」からこそ混乱しやすい

結論から言うと、
ADHDと双極性障害は、まったく別の診断概念です。

ただし幼少期には、

  • 落ち着きのなさ
  • 感情の激しさ
  • 興奮しやすさ

といった点が重なって見えることがあり、
「見分けがつかない」と感じることもあります。

大切なのは、
親が判断しようとしすぎないことと、
違いを知ったうえで見守ることです。


📖 Ⅰ.ADHDと双極性障害の基本的な位置づけ

ADHDとは?【整理】

ADHDは、
注意・衝動性・多動性に関わる神経発達症です。

DSM-5-TR・ICD-11では、
神経発達症群に分類されており、

  • 注意の持続や切り替え
  • 衝動的な行動
  • 落ち着きにくさ

が、年齢や発達段階に応じて現れます。

特徴は、
比較的一貫して日常生活全体に見られることです。


双極性障害とは?【整理】

双極性障害は、
気分の高揚(躁)とうつ状態を繰り返す気分障害です。

DSM-5-TR・ICD-11では
**気分障害(双極症および関連障害)**に分類されます。

  • 躁状態:異常な高揚感、活動量の増加、易刺激性
  • うつ状態:強い落ち込み、無気力、興味の低下

が、エピソード(期間)として現れることが特徴です。

※幼少期では診断が慎重に行われます。


🌱 Ⅱ.ADHDと双極性障害の主な違い【比較整理】

結論

違いのポイントは「一貫性」か「波(エピソード)」かです。


特徴の整理

ADHDの特徴

  • 注意や衝動性の課題が日常的に見られる
  • 環境や課題によって強弱が変わる
  • 興味のあることには集中できることもある

双極性障害の特徴

  • 気分の高まりや落ち込みが周期的に現れる
  • 行動量や睡眠が大きく変化する
  • 状況に関係なく状態が続くことがある

🌿 Ⅲ.見極めのヒントとなる3つの観察ポイント

① 感情の持続時間

  • ADHD:怒りや興奮は比較的短時間で収まりやすい
  • 双極性障害:気分の高まりや落ち込みが数日〜数週間続くことがある

② 状況との関係

  • ADHD:課題の内容・環境で行動が大きく変わる
  • 双極性障害:状況に関係なく気分の変動が続くことがある

③ 睡眠・生活リズムの変化

  • ADHD:活動量の影響で疲れるが、リズムは比較的保たれやすい
  • 双極性障害:躁状態での極端な睡眠不足、うつ状態での過眠が目立つことがある

※あくまで「傾向」であり、これだけで判断するものではありません。


🌼 Ⅳ.ADHDのお子さんへのサポートの考え方

結論

ポイントは「予測可能性」と「環境調整」です。


具体的な関わり方

  • 短時間で区切った活動を意識する
  • 予定やルールを分かりやすく伝える
  • できた行動を具体的に言葉にする

ADHDのあるお子さんは、
環境が整うことで力を発揮しやすくなる場合があります。


🌼 Ⅴ.双極性障害が疑われる場合のサポートの考え方

結論

無理に動かさず、安全と安定を優先します。


関わり方のポイント

  • 気分の波が強いときは休息を優先
  • 感情を否定せず、受け止める
  • 必要に応じて医療機関・専門家につなぐ

双極性障害は、
医療的な視点が重要になる場合が多い領域です。


🧠 Ⅵ.親が抱えやすい不安について

  • 見極めを間違えたらどうしよう
  • この関わり方で合っているのか
  • 周囲に理解されないつらさ

こうした不安は、
親としてとても自然なものです。


🌱 Ⅶ.ひとりで整理できる範囲

  • すぐに結論を出そうとしない
  • 行動を「困りごとのサイン」として見る
  • 親自身の疲れにも目を向ける

🧩 Ⅷ.ひとりでは苦しくなりやすいところ

  • 不安や焦りが強くなっている
  • 親子関係が張りつめている
  • 判断を一人で背負っている

🌿 Ⅸ.選択肢としての「専門家につなぐ」

ADHDと双極性障害の違いは、
家庭だけで見極めようとしなくていい領域です。

整理のために、
第三者の視点を使うことは、
決して弱さではありません。


🕊️ まとめ

ADHDと双極性障害は、

  • 別の診断概念である
  • 現れ方が似て見えることがある
  • 見極めには時間と専門的視点が必要

という特徴があります。

大切なのは、
焦らず・責めず・一人で抱え込まないことです。


🌙 もし辛くなったり苦しくなったら。

もし、ひとりで整理するのが辛くなったり苦しくなったら、
「話す」という選択肢があることを忘れないでくださいね。


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