【感染症ニュース】「梅毒」原因で脳梗塞か 第31週(7/29-8/4)までの2024年の累積梅毒患者8,310人… 医師「神経梅毒の増加危惧」(一部再掲)|感染症・予防接種ナビ
国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報2024年31週(7/29-8/4) 速報データによると、全国の梅毒の患者報告数は前週比で177人増加。
今年の累積報告数は8,310人となりました。去年の同時期(2023年31週)の累積報告数は8,950人でしたので、やや下回ってはいますが、梅毒の流行はいまだに続いている状況です。
都道府県別の累積報告数では、東京都2,110人、大阪府1,124人、愛知県467人、福岡県480人、神奈川県449人、北海道285人、埼玉県251人、千葉275人と大都市圏で多くの患者報告があがっています。
梅毒とはどのような感染症?
梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症で、主にセックスなどの性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。
オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。
また、一度治っても再び感染することがあります。
感染者の年齢は、男性は20〜50歳代、女性は20歳代が多くなっています。
男性の場合、以前は同性間の性的接触による感染が多かったのですが、近年では異性間での性的接触による感染が多くなっています。
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