1月下旬にスギ花粉の飛散開始、飛散量は西日本で過去10年の最多に匹敵
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、花粉シーズンを間近に控え、「第三回花粉飛散予想」(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)を発表しました。
今シーズンは東日本と北日本で飛散開始が平年(※1)よりやや早まる見込みです。西日本では概ね平年並となります。1月下旬に静岡県でスギ花粉の飛散が始まり、2月上旬には九州や中国・四国の一部、東海、関東でも飛散が開始する予想です。ウェザーニューズが1月9日に行った調査(※2)では、西日本と東日本の太平洋側でスギ花粉を感じているという報告があり、すでに少量のスギ花粉が飛んでいる可能性があります。本格的な飛散はスギ花粉が2月中旬から、ヒノキ花粉が3月中旬からの予想です。飛散量は西日本と東日本を中心に平年を上回る予想で、特に西日本では高温・多照の夏の影響と飛散量が増える「表年」傾向が重なり、過去10年で最も多いか、それに匹敵する飛散量となる予想です。
なお、本花粉飛散予想では、過去の花粉飛散量や夏の天候、冬から春の天候、ウェザーニューズ独自のスギの雄花調査の結果に加えて、昨年12月末に発表された環境省のスギ雄花花芽調査の結果をもとに予想を作成しています。ウェザーニューズでは、2023年に閣議決定された「花粉症対策の全体像」および「初期集中対応パッケージ」(※3)に基づき各省庁から公開されるデータも積極的に活用し、花粉の予報精度向上や情報の充実化に取り組んでいきます。
※1 平年:天候の平年は1991〜2020年の過去30年平均、花粉飛散の平年は2015〜2024年の過去10年平均
※2 アプリ「ウェザーニュース」の利用者へのアンケート調査(調査日:1月9日、回答者数:11,307人、沖縄を除く)
※3 内閣官房 花粉症に関する関係閣僚会議:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/index.html
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